食育 ~娘と父の初めての共同作業~
食育(しょくいく)とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。2005年に成立した食育基本法においては、生きるための基本的な知識であり、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの、と位置づけられている。単なる料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についての総合的な教育のことである。(ウィキペディアより引用)
うちの長女はすっごい偏食なんです。
ほとんど白いものしか食べません。
ご飯・お餅・うどん・そーめん・牛乳・チーズ・食パン(耳除く)・脂身(笑)
かくいう自分も子供の頃からかなりの偏食でしたので
偉そうに言えないと言いますか、血筋と言いますか。
でも小学生になったので、これではいかんと思い
妻とあの手この手で色んなものを食べさせようと試みてきたのですが
結局、白いものしか食べません。
というよりも、食に興味が無いようで白いものですら
楽しそうには食べませんでした。
逆に、食に興味がありありのワタクシや次女からしたら
とても信じられないことなので、どうしたら良いかわかりませんでした。
そんなある日、長女が学校の図書室から一冊の本を借りてきました。
それが、
「ルルとララのホットケーキ」
そしてこう言いました。
「父ちゃん、今度のお休みの日にホットケーキつくろー」
これだっ!って思いましたね。
食に興味が無い長女に興味を持たせるためには、
一緒に一から作って、食の楽しさを伝えるしかないって。
あ、ちなみにうちの娘は父ちゃんとかお父ちゃんって呼んでますけど、
よそでは「お父様」で統一させておりますw
で、休日。
娘と一緒にスーパーへ買出しに行き、材料を購入。
ホットケーキミックスなんていう軟弱なものは使わず、
本に書いてあるとおり、小麦粉・脹らまし粉・バター等をそろえました。
本に書いてあるとおりの分量で、書いてあるとおりの手順で
粉をまぜまぜからの焼き。
やっぱり、できたものを買ってくるのではなく、
いちからつくってみるとその食べ物にも愛着が沸くようで
「おなかへったー」
「はやくホットケーキたべたーい」
とあの食に興味がない娘が連呼をしておりました。
自分でつくったものを食べる。
するとその大変さや、作ってくれた人へのありがたみがわかる。
もっというと、その材料をつくってくれた農家の方や
生産者のかたへのありがたみもわかり、
また自分でつくることで何が入っているかも勉強できる。
これが食育や!
これが食に興味をもつ、感謝するっちゅうこっちゃ!
お小遣いをはたいて材料を買い揃えた甲斐があったっていうものです。
私の。
こうしてできた渾身のホットケーキ。
父と娘の会心のホットケーキ。
え?
味はどうだったって?
野暮なことを聞きなさんな。
最高だったに決まってるじゃないですか。
そう、
たとえ見た目がこんなでも・・・
まあ、どっちかっちゅーとクレープなんだよね。
ぺらぺらだし。
味はまあ、クレープ?
今度はちゃんとした料理本でリベンジ決定です。