はじめましてさようなら

昭和から平成となりはや30年。

そんな平成も終わりを迎えることとなりました。

 

30年と一言でいえばそれまでですが、
生まれたばかりの赤ん坊が立派な成人となるくらい
長い月日が流れている訳で、

当時無垢な小学生だった一人の男が
42歳の立派な中年となってしまうほどの年月な訳です。

 


・・・てか、42歳って、やっぱり中年なんですかね?

自分で言ってアレですけど。

 

気持ち的にはヤングメンな訳ですし、

見た目もまあ少しお腹は出てたりする訳ですけど
でもそれは10代の時から出てますし
なんならここ最近は間食を絶ってジョギングとか
筋トレに勤しんでいる訳で、もしかしたら30代の時
よりも見た目的には若く見えるかもしれないんですけど。

 

それでもやっぱり中年なんですかね?

 

君たちは中年中年って気軽に言うけどもさ、
中年っていったい何なのかね?

 

青年と中年と中高年の違いはどこなのかね?

 

そんなことを思ったりもする訳です。


女性がいつまでたっても自分を「おばさん」と認めないように
男性だって自分を「中年男性」とは認めたくないのです。

 

シャア・アズナブル風に言えば、
『認めたくないものだな……自分自身の老いというものを』──。
となる訳です。

 

というか、まあシャアを引っ張り出してきている時点で
おじさん=中年確定ですけどね。

 


と、まあそんな私の老いの話はおいといて(←笑うところ)
この平成の終わりに地元の名店が閉店を迎えることとなり
家族総出でその別れを惜しんで参りました。

 

そのお店は国道近くのいわゆる昔ながらの甘味処なのですが、
創業はなんと幕末という老舗中の老舗。
信じるか信じないかはあなた次第ですが。

 

確かに昔からの有名店で、私は幼少期にとなりの市に住んでいましたが
そのころから「ここの大判焼きはうまい」との噂を聞いていました。

 

※ちなみに、私の町では「今川焼き」という名前が一般的でした。
 他のところでは「回転焼き」というところもあるみたいですね。

 


お店の場所としては、大通りを一本はいったところにありますので、
通りががりの人が見つける可能性は極めて低いため、
ほとんどが常連さんとクチコミでやってくる人達で成り立っています。

 

それだけ常連客がついている名店なのに、
じゃあ何故閉店してしまうかということなのですが、
店主がご高齢で餡子の寸胴を持ちおろしすることが大変で、
更に原料の価格高騰で低価格を維持することが難しくなったことで
次の世代には引き継がない、と決めたようです。

 


そんな老舗の名店が閉店するということで、
特に思い入れの強い女房の強い要望で訪問。

 

ある程度は予想していましたが、11時の訪問で50人以上の行列が。

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今は店主の体調が悪く名物の大判焼きは作ってはいませんでして、
この日はカキ氷とソフトクリームと飲み物だけの販売でしたので
まあ言うてもこの行列なら20~30分くらいでしょ?
なんて高をくくっていましたが、甘い甘い。

甘味処だけに(←笑うところ)

 

 

正解は、ソフトクリームを食べるまで1時間半!

 

外だけでなく中までも行列ができておりまして
もう何人並んでいるのかわかりません。

 

でも、そこまで市民に愛され、ここまでの行列ができる名店です。
期待に胸が膨らみます。

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並んで1時間半。

 

食して1分半。


そして、肝心のお味は・・・

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・・・うん、まあ美味いですよ。

美味しいソフトクリームでございました。

 

ただ、ソフトクリームって基本美味しいよねってこと。

 


私個人としては、果たして1時間以上も並んで食うものだろうか、
という思いでしたが、女房や地元の方にとってはこの上ないご馳走
でしょうし、その思い出が美味しい調味料になったりするんだろうな
と感じました。

 

 
とにかく、長い間お疲れ様でした。

これからはゆっくり休んでください。

 

はじめての訪問が最後の訪問となりましたが、
とても思い出深いお店となりました。