夏の終わり
ようやく夏休みが終わったようですね。
社会人になってもう20年が過ぎましたので、
もはや夏休みの感覚は残っておりませんが、
登下校の子供達を目にすると、
嗚呼、もう夏も終わりだな、と感慨にふけることがあります。
夏休み、社会人からするととてつもなく羨ましい制度ですが、
当の本人たちからすると、楽しい反面宿題という大きな問題も。
夏休みの宿題と言ってトップ3に入るのは、
・自由研究
・読書感想文
・課題工作
だと思いますが(異論は認めません)、
やはり厄介なのはなんと言って自由研究(異論は認めません)。
テーマがあって研究するならばまだしも、
テーマからして自由と言われてしまうと迷うのが人間。
見知らぬお家に招待され、「どうぞ自由にしてください」
と言われても逆にどうしたらいいか固まってしまうものです。
それが人間です。
そんな難しい、哲学的なテーマを小学生のしかも二年生に
与えてくるとは最近の小学校は何を考えているのでしょう。
(ウチの娘は小2です。)
本来、宿題というものは自分のためにあるものだが
こんな難題を出されたら仕方ない、
じゃあ今回ばかりはお父さんが手伝ってあげよう、
ということで娘の夏休みの自由研究を手伝うことになりました。
(まあどこの家庭もそうですよね^_^;)
とはいうものの、何を研究するかのテーマくらいは
自分で決めなければ意味がありませんので、娘に問いました。]
「キミはなんの研究がしてみたいの?」と。
すると彼女は屈託のない笑顔でこう言ったのです。
「プリキュアについて研究したい」と。
それ、アニメじゃねーか。
いくら小2でも怒られっぞ。
と言うことで仕切り直して、こう聞きました。
「じゃあキミはどんな食べ物に興味があるの?」
すると彼女は少し考えてこう言いました。
「うどん」と。
小2でうどんて。
ケーキとかアイスとかハンバーグとかなら可愛いけど
うどんて。
でもこれは面白いとひらめき、うどんについて研究することに。
まあ研究と言っても、うどんが何からできるのかを調べ、
一緒に一からうどんを作って食べるだけですけど。
てか、これを口実に一緒にうどん作りをしたいだけですけど。
そうと決まれば即実行。
娘を連れてスーパーへ買い出し。
強力粉、薄力粉、水、塩、そして麺棒。
材料はたったこれだけ。まあお手軽。
粉を混ぜて、よくこねて、ちょっと寝かしてまたこねて。
少し寝かして足で踏んで、また寝かせてまた踏んで。
麺棒で伸ばして形を整えて包丁で切って茹でて。
初めてのうどん作りでしたがとても楽しめました。
もちろん形はバラバラで素人丸出しでしたが
親子で作ったという満足感・達成感・愛着もあり大満足。
娘も大喜びで、ペロリと完食
・・・
という筋書きでしたが、娘のテンション低いのなんの。
ひとくち食べてお残しでしたよ、おい。
まあ、というのもこれは私の判断ミスでしたが。
うどんを寝かしている間に腹が減ってしまい、
娘と近所の美味しいうどん屋さんに取材を兼ねていったのです。
そこで止せばいいのに大盛りのぶっかけうどんを。
しかも私は天丼までつけて。
美味い美味いとビールまで飲んで。
そりゃ帰って来てから素人のうどんなんて要らんわな。
ひとくち食べて写真撮ってご馳走さまでした。
結局、空腹って最高のスパイスなんですよね、
って言う研究結果でしたって話。
※作ったうどんは後でスタッフ(妻と息子達)が美味しく頂きました。